のぞみ5号

shuichifujii2007-05-26

 二ヶ月にいっぺん発行して近隣に配布している「のぞみ」も今回で5号になりました。原稿をもって明日、山形教会にいって印刷します。


今回メッセージは「価値ある人生とは」です。

  たった一度の人生。価値ある生き方をしたいと誰もが願います。しかし、価値ある生き方と
はどういうものでしょう。

 24歳で頸髄損傷の重傷を負い、首から下が動かなくなった星野富弘さんは、動けない自分に絶望し、死を考えます。しかし聖書を読み、神様はどんな人も、またどんな状態でも、人を必要とし、大事にされていることを知り、洗礼を受け、やがて口にくわえた筆で水彩画を描き始め、生きる希望溢れる詩を添えて、それを見る多くの人々を励ます人となりました。彼のふるさとには彼の美術館まで建っています。たとえ体が動かなくとも、価値ある生き方というものがあるのです。

「一生の終わりに残るものは、我々が集めたものではなくて、我々が与えたものである」(ジェラール・シャンドリー)
 一生懸命努力して手に入れた金や物も、いつか手放す時がきます。しかし、他の人に与えた愛だけは、いつまでも残ります。

 去年、庄内銀行の代表取締役頭取の町田睿さんが、公益文化大学の学生にお話しなさったなかに、このような言葉がありました。
 「・・私は世の中で一番値打ちの高いものは何かというと、自分にとって一番大事な命を、自分のためではなくて、自分以外のものや人のために役立てる、犠牲にする。私はこれが一番値打ちがあるのではないかと、最近本当にそう思えるようになりました。キリスト教のキリストは十字架に架けられましたが、それはキリストが自らの罪をあがなうのではなくて、人類が犯した罪をあがなうためだといっております・・・」     
 (「現代と公益」No.11 東北公益大学)

 イエス・キリストはわたしたちの罪をゆるし、永遠の命を与えてくださるために、十字架に架けられました。この神の愛はあなたにも注がれています。この神の愛を受け止めて、他者を愛する、本当に価値ある人生を歩み始めませんか。

聖書の言葉
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」ヨハネによる福音書3章16節