生きるという苦役

「人は死んでしまえば
もう生きなくてもよいのです。
苦役のようなわたしの人生ですから
交代の時が来るのをわたしは待ち望んでいます」(旧約聖書 ヨブ記14章14節)


生きることが苦役に思えるときがだれにもある。

体や心が苦しいとき。

死を苦役からの解放と信じて、憧れるもの。

そんなときに

「死ぬな」と、無理解に突き放されるよりも

生きることの苦役に痛んでいる心の傍らで

そっと寄り添い、共に痛む存在がいてくれたなら

きっと、人は生きていける。