戦争は政治、経済、宗教等様々な要因によって引き起こされるものだけれど、どのような戦争も、始めるためには「大義名分」が必要でしょう。
命をかけるだけの「大義名分」がなければ、士気も上がらないわけだから。
その「大義名分」は、「悪いもの」であってはならないのは当然。
「侵略」とか「略奪」では、「大義名分」にはならないわけです。
むしろ、「敵」から攻撃を受け、自分たちを守るという「防衛」が、「大義名分」となり始まる可能性が大きい。
しかしたとえ「防衛」という「大義名分」でも、一旦戦争が始まってしまえば、どちらかが「降参しました」と言うまで、攻撃しつづけることになるでしょう。
最初は「防衛」だったものが、その「防衛」のために「相手を降参させる」こと、「敵の殲滅」が目的となり、攻撃はエスカレートするわけです。
だからとにかく「大義名分」がどうであれ、始めちゃいけないものは、始めちゃいけないんです。