はじめに神ありき

今日の黙想
詩編144編

「主よ、人間とは何ものなのでしょう
あなたがこれに親しまれるとは
人の子とはなにものなのでしょう
あなたが思いやってくださるとは」3節

詩編は、イスラエルの民の信仰の歌であるけれども、

その信仰とは、あきらかに、自民族のための神、を信じる信仰ではなくて、

人間を含め、すべての被造物を創造した神が、

自分たちを選んでくださり、憐れみ、救ってくださることを、信じている信仰

それは、この、「人間とは何ものなのでしょう あなたがこれに親しまれるとは」という言葉にも、あらわれている。

人間が自分や自民族のために、神を選び、神を創り出す民族宗教に対し、

神が人間を選び、愛し、親しんでくださるのが、聖書の信仰

はじめに「神」ありき なのだ