「相手の立場に立ち、違いを認める力」が、脳を生かす

脳には、「仲間になりたい」という本能がありますから、

自分に好意を持っていることが感じられる相手には好意を持つものです。

自分から相手を好きになれば、相手も自分を好きになり、

自分もさらに相手を好きになるという好循環が生まれます。

実は非常にシンプルな話なのですが、

シンプルであるからといって誰もが実行できているわけではありません。

人間の集まるところ、企業や学校、

より広い視点でいえば国家間でも対立というものが絶えないのは、

脳の本能や癖を認識せず、

自分の言動を振り返ることができないからなのです。

(「脳に悪い7つの習慣」林成行)