生活する中で私たちの感情は絶えず上下しています。時々、気持ちが大きく揺れ動くのを経験します。
昂揚から意気消沈へ、喜びから悲しみへ、内面の調和から混沌へ。
ちょっとした出来事、誰かの言葉、職場での期待外れなど、多くの事柄が気持ちを揺り動かします。
多くの場合、こうした変化はほとんどどうする事も出来ません。
これらの変化は、私たちによってつくりだされたというよりは、
私たちの意思とは関係なく起こってくるもののように感じられます。
したがって、感情の生活は霊の生活と同じではないと知っていることが大切です。
霊的な生活とは、私たちの内におられる神の霊の生活です。
感情が変わるのを感じたら、自らの霊を神の霊に結び合わせることが大切です。
そして、わたしたちが感じていることと、本来の自分とは必ずしも同じではないということを思い出さねばなりません。
気分がどうであれ、私たちは神の愛する子どもであり、いつまでもそうなのです。
「今日のパン 明日の糧」ヘンリナウエン より