「田舎に帰る電車賃がないから、お金をかしてください」とか
本当かうそかわからないけど、
とにかく、教会にやってきて、いきなりお金を求めてくる人に、
わたしは基本的に、お金は渡さないんですよ。
それはいくつか失敗して、学んだことなんですけどね。
まあ、見極めるのは、難しいこともあるのですけれども、
この人、お金だけが目的で教会に来たな、という人にお金をわたすのは
この人、酒だけが欲しいんだなって、アル中の人に酒をあげることじゃないかと・・・
だから、お金をわたしてしまうことで、
むしろ、その人の問題の本質を温存させることになり、
またお金を求めては、あちこちの教会を渡り歩かせるだけの
人生にさせてしまうんじゃないかな、っと
これは、どのようなことがらにも言えるのかもしれませんが、
だれかの求めに応じて、その人の短期的な欲求を満たしてあげてしまうことが、
「愛」ではないんだということ。
むしろそういう目の前の問題解決が、
長期的には、その人をだめにしてしまうこともあるんじゃないか、ということへの
気づきも必要なんじゃなかと、おもうんですよね。