13日から受難週。イエスさまの十字架の苦しみを覚える時です。
しかし、イエスさまの復活を信じるわたしたちは、十字架につけられたイエスさまの無力さ、絶望のなかにさえ、神の業をみることがゆるされています。それがわたしたちの信仰であり希望です。
それは今の自分の苦難、弱さ、逆境という自分の十字架のただなかに、やがてあらわれる神の復活の業を見ることでもあり、今がどのような状況であろうと、すでに神は今、わたしたちを祝福しておられることへの気付きです。
140年前にアメリカの南北戦争に従軍した南軍の兵士が記したものと言われている、ニューヨーク大学リハビリセンターの壁に書かれた詩をご紹介します。
大きなことを成し遂げるために
強さを与えてほしいと神に求めたのに謙遜を学ぶように
弱さを授かった
偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
よりよきことをするようにと
病気を賜った
幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった
世の人々の称賛を得ようとして
力と成功を求めたのに
得意にならないようにと
失敗を授かった
人生を楽しむために
あらゆるものを求めたのに
あらゆるものをいつくしむために
人生を授かった
求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて 聞き届けられた
私はもっとも豊かに祝福されたのだ