子どもたちに見せたくないのは、本当はこの部分なんじゃないかな。
ある友人からコメントいただきました。
「「はだしのゲン」の閲覧制限が問題になっています。こんなものを子供に見せてよいのでしょうか。大人になってある程度の判断力を持った人が見るのならともかく、判断力を持たない子供に反日思想の刷り込みをすることが目的だと思いますが、よくもまあここまで反日になれるものです。」
何を言ってるんだかと思いましたが、このコマを見て、妙に納得してしまいました。ある種の思想を持つ人には、憎い漫画なんでしょうね。
わたしが思うに、彼のいう「反日思想」って、その内実は、「反『お上』思想」なんじゃないか。国を愛せと言う、その国とは、実は「お上」のことなので、「お上」のいうことに疑いをもたせるような教育を「反日」と言っている気がする。
しかし本当の愛国とは、その「お上」のなかに、実は戦争をしたい動機をもつ人たちがたくさんいて、政治とか教育とかメディアを利用して、わたしたちを扇動することがあるんだよ、って、ちゃんと子どもたちに教えてあげること
そういう意味で、はだしのゲンって、「愛国思想」なんだ。
