自分の家に、弱い赤ちゃんや病弱の子や、体の不自由なおじいちゃん、おばあちゃんがいたら、特別扱いして守るのが当然です。
自分の家族は、自分たちで支え合う。そこに隣の家の人がやってきて、「あなたの家の赤ちゃんは、特別扱いしすぎだ。なにもしないで食べてばかりいるのに、なぜ守るんだ。不平等だ」なんて言ってきたら、余計な御世話だというでしょう。
TPPって、国内法より優先して、平等な競争を阻害した場合、賠償請求できるんです。つまり他人の家のなかに介入して、赤ちゃんでも、病人でも、特別扱いしたらなんでもかんでも、「不平等だ」と、賠償金を請求してくる。
そんなことされたら最後、家族はぼろぼろになるでしょう。
細胞だって、細胞膜という境界線がこわされたら死ぬんです。
平等ってちっとも正義でも愛でもないんですよ。
愛って不平等なものだから。
弱いひと、赤ちゃんを特別扱いするのが愛でしょう。
国内法という境界線をまもるべき。それがわたしがTPPに反対する一番の理由ですよ。