平等に言い分を聞いてもらえること

人間というものは、互いのコミュニケーションがよくできるかの程度に応じて、良い結びつきをもつようになります。家族のメンバーそれぞれに対する関心が平等であれば、それは健康な家族であるといえます。グループの構成メンバーそれぞれが、平等に言い分を聞いてもらえるようにコミュニケーションの道が開かれているならば、そのような共同体は健全です。聞くための、また聞いてもらうための道を開くことこそ、良いコミュニケーションの最も重要な第一歩です。そのとき人間関係がすっきりしたものとなり、真実な共同体が作り上げられます。「親身に聞く」/デビッドアウスバーガーP.14

お互いの言葉の流れは、体の血の流れのようなもの。流れが滞るとそこから病んでいくように、互いに話を聞きあうことがなくなれば、関係は病んでいくもの。

いつも同じ人が話しつづけている家庭。職場、友人関係の危うさ・・・・