このドキドキする挨拶のあとに、何が起こるのか、誰もわからない。しかし、人と人とが出会ってしまった以上、必ず何かが起こり、何かが変わる。今、私の周りにいる人は、すべて「初めまして」と出会った人々。自分の子どもだって、生まれた瞬間「初めまして」だったし、妻との出会いも最初はささやかな「始めまして」。しかしそれは後に自分の人生に決定的な変化をもたらした「初めまして」だった。
人間関係に疲れ果てると、もう誰とも会いたくない、ということもある。傷つき、裏切られ、だれも信じられないと言う人もいる。でも、だからこそそんな人こそ「初めまして」が必要なのだ。なぜなら、その人は人生において、かけがえのない出会いをまだ経験したことがないうちに、あきらめてしまっているのだから。もしかしたら決定的な「初めまして」が今日、起こるかもしれない。「初めまして」を恐れさえしなければ。
今日、苦手だなとおもう集まりや、現場に勇気を出して出かけてみよう。そこに神さまが用意している素晴らしい「初めまして」が待っている。
