「ホッとしよう」

shuichifujii2012-06-23

 昨日は教会の子ども会「のぞみキッズ」がありました。一つ嬉しいことがありました。それは、ある子が「ここにくると落ち着くんだよね」と言ってくれたからです。
 ここにくると、「落ち着く」「ホッとする」そう言ってもらえる教会。素敵ですね。
 今の時代、だんだん「ホッと」する場所がなくなってきました。一番「ホッと」するはずの自分の家に帰ると、イライラしたり、疲れる人もいたりしますね。
 「ホッと」できる。それは本当の自分がカッコつけずにそのままでいられる場所。頑張らなくても大丈夫な場所。
 周りをみれば「こんな自分ではだめだ」と思い、「あの人から自分はどう思われているのだろう」と心配し、だから「もっと頑張らないと」と心が縛られる場所や、人々ばかり。ちっとも「ホッと」できません。
 そんな心が縛られているわたしたちを解放し、自由を与えてくれるのが「福音」なのです。
 イエスさまの周りには、みんなから嫌われていた徴税人とか罪びとと呼ばれる人たちが集まりました。「こんな自分ではだめだ」、自分は人から嫌われている」と周りの人から思わされて心が縛られた人たちは、それこそ、自分をそのまま受け入れてくださるイエスさまのところに来て間違いなく「ホッと」したはず。
 人は、そのままの姿で愛されるからこそ「ホッと」できる。神さまから離れて「自分はだめだ」「あなたもだめだ」と「ホッと」できなくなったわたしたちの、その罪を赦して救うために、イエスさまは十字架について復活したのでした。そのままの姿で、わたしのところに来なさいと言ってくださるイエスさまこそ「福音」。
 心縛られていた人々や、人のことを縛らないではいられない人々が解放されて「ホッと」して一緒にいられる神の国。ほら、その神の国は、福音を知ったあなたのところにすでにやってきているのですよ。

「そして、霊においてキリストは、捕らわれていた霊たちのところへ行って宣教されました。」 1ペトロ3:19