浦和

shuichifujii2012-05-23

 浦和の連盟事務所に来ています。
こちらはいい天気です。


ある国に主人のところに器に入れた水を運ぶ役割の僕がいました。ところが、この僕の器は傷だらけで、主人のところに着くと、水はほとんどこぼれ落ちていて、同じ役割をする他の僕たちと比べてほんの少しの水しか運べませんでした。その僕は心を痛めて主人に言いました。
「ご主人様、まことに申し訳ございません。私の器は壊れて傷だらけで、ご主人様の家に着く間に、どうしてもほとんどの水が道にこぼれ落ちてしまうのでございます。この役立たずの僕をどうかお赦し下さい。」
すると、主人は、その僕に応えて言います。
「そんなことはない。さあ、振り返ってお前が歩いて来た道を見るがいい。」
僕が振り返って見ると、彼が歩いて来た道すじに、美しい花がずっと咲いていました。

神さまの恵は、人の欠けや傷をとおしてこそ流れゆく