地域共同体

 わたしの教会の周りの亀ヶ崎地区は、昔農家をやっていたころの共同体がまだ残っている場所で、高齢化は進んではいるが、一方子どもも多く、比較的世代をこえた安定した共同体が残っている。しかしすぐ近くの、20数年前に農地を宅地化した住宅地域は、時を経て今は完全に高齢化し、子どもは少なく、地域共同体は弱体化している。無縁社会化。

農業を失うことは、地域共同体というコモンズを失うこと。そして一度失ったものはもとには戻らない。TPPもその視点からも議論が必要。そして教会は、助け合い支え合う地域共同体形成のために、祈る祭司であり、愛をもって関わり仕える群れ。