あるユダヤ人実業家のことば

 「決断に関して、普通の人が理解していないことがある。よく決断は先延ばしにしようという人がいる。あとでゆっくり決断しようというタイプだ。でも、その人はよく見ると大きな決断を知らずにやっている。それは、『いまは決断しないでおこう』という決断だ。これが、人生で最も大きい落とし穴の一つだ。』

 人生のことを真剣に考えるのは面倒だ。だから、それが重要であればある程、何も考えないようにして、決断を先延ばしにしてしまう。でもその人は、人生を無駄に過ごすと決断していることを知らないのだ。こういう人間は実際に大きな問題にぶち当たらないと、人生を見つめ直そうとしない。それは、健康とお金と人間関係の三つだ。この三つで問題が発生しない限り、人はぬるま湯で生きていこうとする。なにかに直面したり、変えていこうと決意したりしないものだ」