「ピンチはチャンス」

 鳩山首相が辞任され、先日、新しい首相に管直人氏が就任しました。
 鳩山内閣が総辞職に追い込まれた直接の原因は、普天間問題での政策運営の誤りにありました。人間の判断には限界があります。常に正しく最善の判断を下せる人はいません。そして、責任ある指導者であればある程、その判断の誤りのもたらす影響が大きいことを思うとき、神さまの助けを祈らざるにはいられません。


 わたしたち日本人は、みんな日本丸という船に乗っています。自分の船室をいくら綺麗にしていても、船が沈んでしまえば、どうにもなりません。自分の周りのことだけではなく、国の指導者が道を誤らないようにと、神の導きと助けを祈る責任が、教会にはあります。


「 そこで、まず第一に勧めます。願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい。
王たちやすべての高官のためにもささげなさい。わたしたちが常に信心と品位を保ち、平穏で落ち着いた生活を送るためです。
これは、わたしたちの救い主である神の御前に良いことであり、喜ばれることです。」
(1テモテ2章1節〜)  


 さて、民主党の代表選で演説した樽床伸二氏は、「ピンチはチャンス」と語ったそうです。確かに「ピンチはチャンス」です。新約聖書使徒言行録をみると、最初のクリスチャンたちは、迫害や試練などのピンチのときにこそ、熱心に祈り、神の助けを体験しました。

「ピンチこそ、祈って神の奇跡を体験するチャンス」なのです。