聖書の数の話

 TRさんから聖書に出てくる数について質問があったので、以下簡単に引用しておきますね。


(以下、新キリスト教辞典からの引用)

「7」は完成,成就,完全にかかわることを表す数として用いられることが多い.神の創造のみわざは,創造の7日間をもって完了し,神は第7日目を祝福して*聖別された(創世2:2,3).

「12」は*イスラエルの12部族とのかかわりから派生した意味で用いられることが多い(創世49:28,出エジプト24:4,ヨシュア4:2,3,エゼキエル47:13,黙示録12:1,21:12,14).それに応じてイエス・キリスト使徒は12人であった(マタイ10:2,19:28,黙示録21:14).その他,1年は12か月に区分されており,昼間は12時間に区分されていた(ヨハネ11:9).

「40」はしばしば歴史の新しい展開があること,特に救いと*さばきとのかかわりで用いられる.ノアの時代の洪水は40日間地上にあった(創世7:17).イスラエルが不信仰のため荒野をさまよったのは40年であった(民数14:33,34).犯罪人に対してはその罪に応じて40回までむち打ってよかった(申命25:3).エジプトへのさばきも40年間の荒廃として語られている(エゼキエル29:11,12).このさばきに対応する*恵みも示されていることにも注意すべきである.これらの期間の後,主の恵みが再び示される(創世8:6,エゼキエル29:13).ニネベは40日間さばきへの猶予期間が与えられた(ヨナ3:4).*モーセは40日40夜シナイの山で主とともにいた(出エジプト24:18,34:28).イエス・キリストは公生涯の初めに40日荒野におられて*サタンの*試みを受けられた(マルコ1:13).