愛情のこぼれ

 傾聴ボランティアで遊佐町へ。いつもお話を聞かせていただく方はご両親の話になると、涙ぐまれます。ご両親を尊敬しておられるし、良い思い出が沢山あるようす。幸せな方だなと思いました。


 子どもは「夫婦の愛情のこぼれで育つ」といった人がいました。子育て「論」のまえに、夫婦がお互いに愛し合っている姿が、子育てに重要な意味をもつ、という意味でしょう。


 私の場合は、残念ながら両親は離婚してしまい「両親の愛情のこぼれ」というものは、あまりいただけなかった気がします。両親が楽しく会話をしている姿さえ、思い出すことは難しいことです。


 もし、この状態のまま、自分は誰かと結婚していたら、たぶん、両親と同じような道をたどったでしょう。「愛情のこぼれ」をいただかなかった人は、自分も他者に与えることは難しいからです。


 幸いなことに、自分はなぜか、クリスチャンの三浦光世・綾子夫妻のことを本で知ることになり、信仰者の夫婦愛の姿に引かれて、聖書を読み、神の愛を知り、クリスチャンになりました。



「三浦光世・綾子夫妻の愛情のこぼれ」に神の愛を感じたのでした。


 クリスチャンになって16年。一緒に心を合わせて祈りあえる家族を与えられ、幸いです。


 夫婦の愛情が子どもたちにこぼれていくよう夫婦になりたい。


 そのために、自分を変えてくださいと、主に祈る日々です。