傾聴塾

 傾聴ボランティアとは、病院や特別養護老人ホーム、あるいは福祉施設に患者さんやお年寄り,障害を抱えて生きている人など、援助を必要としている人々を訪問して、そのさまざまな想いや言葉に耳を傾けることで、共感と心のケアを共にすることをめざすボランティアです。(HPから引用)

 http://keicho.mond.jp/

 庄内(山形)地方にも、この傾聴塾というものがあることを最近知り、ぜひボランティアをさせて頂きたいと、近頃いろいろ調べていたのですが、会員を養成する養成講座の、今年度の分は、もうすでに始まっているということを知って、今年は無理かとあきらめかかったのですが、だめもとで、今日、講師の方に電話で訪ねてみました。最初に講師の方から、「なぜこのボランティアに興味が?」と問われて、「私は以前東京で牧師をしていまして、このようなご奉仕を沢山してまいりました。最近、酒田に来て、小さな教会をしておりますが、この働きがここでも重要であることを認識しています」とお答えすると、歓迎して下さり、特別に講座に加えて下さることになりました。しかも、急遽、午後から私のためだけに、第一回目の講義をして下さることになって、3時にボランティアセンターにいくと、数名の先輩会員の方が、このために、急遽集まって下さって、ともに講義に参加してくださりディスカッションをし、とても有意義な学びをさせて頂きました。さっそく金曜日には第一回目の実習ということで、ある老人施設をたずねます。土曜日の朝からは第二回目の講習が、酒田から1時間半ほどの、真室川にて行われ、その午後はまた実習で老人施設を訪ねることになりました。

 初回の講義から、ターミナル(終末期)にある方に寄り添い「傾聴」することに関して考えるという、大変深く、また重い内容でした。まさに、牧師の働きと重なる内容ゆえか、講師の方も会員のかたも、私が牧師であることをとても尊重して下さり感謝でした。
 最後に、ある会員の方が、わたしの名刺を見てぼそっと「最後は藤井さんから洗礼をうけようかな」と冗談交じりに言われたのには、少しドキっとしました。