佐渡を訪ねて

shuichifujii2006-12-28

 妻は友人の結婚式に出席するついでに子どもたちとともに東京の実家で年末を過ごし、私は、一昨日、昨日と佐渡で独り暮らしをしている母を訪ねることにした。母と会うのは、一年半ぶりである。今回この日程で佐渡を訪れたのには、少しわけがあって、母が住んでいる家の近くの教会を訪ねて、水曜日の祈祷会に参加したかったからだ。実は、1年半前にも家族でその教会の祈祷会を訪ねた。その時、大変励まされたこともあって、もう一度訪ねて見たかったのと、そこの教会の方に、母への訪問をお願いするためであった。


 佐渡は人口が減り続け、現在は6万7千人程度。過疎化が進む田舎である。一年半前、初めてその教会の祈祷会に参加したとき、正直どれだけの人が夜の祈祷会のいらっしゃるのか、きっと、牧師夫妻二人だけだろうと、勝手に想像していたら、若い人からお年寄りまで10名ほどの人が来ていて、しかも、昼間も祈祷会をしていて、そちらにも10名ほど参加し、祈祷会に20名。そして、主日礼拝には30名ほどの参加と伺って、この田舎にこんなに元気な教会があることと、なにより祈祷会の出席率の高さにとても驚いたのだった。


 おどろいたのはそれだけではなくて、夜の祈祷会に参加して聞いた話もおどろいた。それは、夜の祈祷会に来ていた半数が、同じ親族の方々だったので、私はてっきり、「ああ、この方々は、先祖代々のクリスチャンホームの方なんだな」と思いこんでいたら、実はそうではなく、まず、20年ほど前に、その家の娘さんが、教会で配っていた一枚のトラクトを受け取って、それをみたお兄さんが、教会に行ってクリスチャンになり、ついで、妹さんもクリスチャンになり、そしてその後、お父さん、お母さんもクリスチャンになり、もう天国に行ってしまったけれども、おじいさんとおばあさんもクリスチャンになり、三年前に、おじさんもクリスチャンになったという話しを、そこで聞かされたのだ。そして、その話しをしてくださった方が、私にぽつりと、「神様は祈りをきいてくださいますからね。」といわれたことばが、とても心に響いた。そんな彼らにもう一度あって、一緒にお祈りしたいと思ったのだ。


 今回、その方々ともう一度祈ることができ、感謝であった。また、母のこともお願いし、母を訪ねて下さることになった。長い間東京で暮らして、十数年前に佐渡に帰った母には、今、佐渡に親しい友人はいない。それでも、母は、佐渡で生活したいのだ。しかし、親しい人が周りにいないのは、なにかあったときに不安である。「いざとなったら、遠くの肉親より、近くの他人だよ。教会の方は良い方だから、訪ねて下さるから、お友達になったらいいよ」と母に告げた。母の心が教会の方に、そしてイエスさまに対して開かれますように。


 今回は妻も、東京に帰って、彼女の兄の奥さんと沢山話す機会が与えられた。その彼女も今、不思議な導きのなかで、神様を求めていることもあり、妻は信仰のお勧めをしている。


 神の時が来たら、主は、必ず御言葉の約束を実現して下さることを信じている。主よ感謝します。


 「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」使徒言行録16章31節