酒田の風と空

shuichifujii2006-09-05

 月曜日に引き続き荷物の片付け。各種手続き。今日は風が強かった。日本海から吹き抜けてくるつよい風。自転車に乗っていたらよろけそうになった。冬にはこれが雪混じりの冷たい冷気となって吹いてくるのだろう。

 酒田は空が広い。本当に広い。そんな空を見ていると、なんだか心まで広くなった気がする。東京の猫の額のような狭い空の下で、あわただしい日々を過ごしたときは、気持ちの余裕もなかったことを思い起こす。

 市役所の職員の人々の対応がとても温かい。いわゆるお役所仕事のような、必要最小限の対応ではなく、あちらからあれこれと声をかけてきて、親切に対応してくださった。これも、この広い空のおかげなのだろうか。

 引越しの挨拶に近隣を巡った。どこの家も温かい対応をしてくださった。妻と小さい子ども二人で挨拶に行ったので、どこの家も、子どもたちをみて、安心して接してくださったように思う。独身男性ではこうはいかないだろう。その後、早速自治会長と副会長が挨拶にきて、自治会の今年度の総会資料まで下さり、いろいろと説明してくださった。伝道所の周りは比較的新しい町ゆえに、自治活動に力を入れているのだろうか?

 また、伝道所の前の道は、「医者通り」と言われているくらい、個人病院が多い場所。医者が多くすむ町でもある。また、比較的新しい町ということは、古くからそこに住んでいる人よりも、定年後に酒田に帰って人々が、この周りに家を建てて住んでいるようだ。ゆえにこの近辺は、比較的高齢者が多いのかも知れない。前任者の民家先生は碁がおできになったので、このあたりの高齢の方々と碁を打つことで関係を作ってこられた。しかし、その人たちが、40代のわたしとつながりを持つことが出きるかどうかは難しいだろう。わたしにはわたしと関係を持ちやすい人が備えられていると信じるので、あせらず出会いを祈っていこう。