山形県の酒田キリスト伝道所にいくことになりました

shuichifujii2006-06-13


 今年の9月から、山形県酒田市に開拓伝道に遣わされることになりました。
 酒田市の開拓伝道は、東北にあるバプテスト教会が協力して約10年ほど前から開始したものです。当初、専任の牧師はおらず、秋田とか仙台とか青森とか、遠くの教会からやってきて、月に何度か集会を開くことから始まりました。しかし、専任の伝道者がいないので実が実らず、専任の牧師が求められていたところ2年前、民家牧師夫妻が、献身し、遣わされます。しかし、去年の暮れにご病気が見つかり、今年2月に退任されます。
 酒田伝道所と私の関わりは、常盤台教会が2005年度から開始したパートナーシップ伝道において、何度か酒田を訪ねたことに始まります。酒田伝道所は、民家牧師ご夫妻のみ。信徒は一人もいません。借家の平屋の牧師館が集会所です。正直いって、その伝道の困難さを肌で感じておりました。そんな中、民家牧師のご病気になられ、入院、手術という状況にあって、今年の2月、わたしたち家族は酒田を訪ねました。そして、顔と顔をあわせて民家先生御夫妻と語り合い、民家先生御夫妻の献身と、酒田への思いをひしひしと感じとった私たち夫婦の心の中に、主は私たちを酒田に招いているのではないか、という思いが与えられ、その夜夫婦で語り祈り合います。

 東京に帰ってきた翌朝、日々通読している聖書箇所を開きました。ヨシュア記1章でした。特に5節〜7節の御言葉が心に迫り、主の語りかけと受け止めました。
「一生の間、あなたの行く手に立ちはだかる者はないであろう。わたしはモーセと共にいたように、あなたと共にいる。あなたを見放すことも、見捨てることもない。強く、雄々しくあれ。あなたは、わたしが先祖たちに与えると誓った土地を、この民に継がせる者である。ただ、強く、大いに雄々しくあって、わたしの僕モーセが命じた律法をすべて忠実に守り、右にも左にもそれてはならない。そうすれば、あなたはどこに行っても成功する。」ヨシュア記1章5節〜7節

 先日6月4日に正式に酒田伝道所への招聘がきまり、10日に常盤台教会に辞表を提出いたしました。9月から家族で酒田にまいります。信徒が一人もいない、全くの0からの開拓のようですが、求道者のご夫妻が一組だけ酒田におられます。そして、なによりも、この10年間の酒田開拓伝道への、諸教会、そして民家牧師夫妻の献身と祈りが積まれてきたのです。それらはすべては主の導きであり、主のご計画です。ゆえに、かならず酒田に教会が立ちます。主が立てて下さいます。わたしたちもその主のご計画の一部を担わせて頂けることを、心から感謝しているのです。