現実をいきる力

 今の日本は、毎日国の借金というガン細胞が大きくなっているのに、改革というかけ声だけのモルヒネ注射で痛みをごまかしているように感じます。今は0金利ゆえにごまかせても、今後景気がよくなって金利が上がるようなことになれば、借金の利子が国家予算を凌駕して破綻するといわれます。それはそんなに先の話ではなさそうです。でもこんな話。聞きたくないですね。あなたは癌だ。もう治らないと言われているようなものですから。
 でも、いくらごまかしても、現実としていったん底まで落ちなければならないというのなら、その現実を受け止めて、そこから新しい歩みを始めるしかありません。

パウロはいいました。
「わたしは、自分の置かれた境遇に満足することを習い覚えたのです。貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処する秘訣を授かっています。わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。」フィリピ4:11-13

 どのような状況にあってもキリストが、共にいてくださることは、本当に生きる力であります。