人生と雪かき

shuichifujii2014-12-26

朝から雪かき、雪のけ。

汗をかきながら雪を運んでも、

運ばなくても、やがて温かくなれば雪は溶けます。

やがて溶けるとわかっていても、運ぶのです

それはまるで、人の地上の人生

今、一生懸命やっている「仕事」も「勉強」も「遊び」も、

あらゆる営みは、

やがて雪が溶けてなくなるように、

この地上に残ることはないでしょう

旧約聖書のこの言葉を思い出します。

「コヘレトは言う。なんという空しさ/なんという空しさ、すべては空しい。

太陽の下、人は労苦するが/すべての労苦も何になろう。

一代過ぎればまた一代が起こり/永遠に耐えるのは大地。

日は昇り、日は沈み/あえぎ戻り、また昇る・・・」1章2〜


地上の人生は、いつかは溶ける雪を、一生懸命どけているようなもの

ただそれをしなければ、

今日という生活がなりたたないから、

とにかく、人は

雪をのける

でも、いつかあたたかくなって、

そうやって一生懸命運んだ雪のやまが

すべて溶けさったとしても、

この地上で生きてきたいのちの時間そのものが、

むなしく、意味のないものだったなどと、

失望したりしたくないから、

心の目は、ちゃんと天に向けておきたい


エスキリストの言葉

「あなたがたは地上に富を積んではならない。そこでは、虫が食ったり、さび付
いたりするし、また、盗人が忍び込んで盗み出したりする。

富は、天に積みなさい。

そこでは、虫が食うことも、さび付くこともなく、また、盗人が忍び込むことも
盗み出すこともない。

あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ。」(マタイ6章19節以下)