宗教の本質って

神さまを信じると、病気が治るとか、経済的な豊かさとか、仕事で成功するとか、
そういう現世利益で人を集める宗教に
集まってくる人や集める人たちって、
つまるところ、いつも、今の自分や状況に不満を感じているわけだよね。
そういう人々を集めるために、
現世利益を臆面もなく「祝福」として語る牧師さんもいるけれど、
そんな現世利益を「祝福」といってしまったら、
今、病気の人、貧しい人、仕事で悩んでいる人は、
今、神さまから「祝福」されていませんよって言っていることになるんじゃないかな。
そうではなくて、
今、どのような状況であったとしても、
すでに今、そのままで、
神に愛されていることへの目覚めと、満ち足りた喜びを知り、
この世界をいきていくことへの不安や不満を、いのちあふれる感謝へと導いていくことが、
宗教のもつ本質なんじゃないのかな