人の愛だけを求め、人に対して依存していくと、結局、人との関係は壊れていきます。
不安や恐れゆえに、優しくしてくれる人へと依存度を高めていく人々。
カウンセリングルームなどは、時間制限と費用がかかるので、
おのずと関わり方に限界を設けることができますが、
教会の牧師や信徒は、愛の動機から、無制限な関わりをし、
結果として、支援する人への依存度を高めることがありえます。
やがて支援する人の限界点が来たとき、一挙に関係が壊れることもあるでしょう。
人は神ではないのだから。
人に依存させてしまうような、関わり方ではなく、
尽きることのない愛の源泉である
神に依存するように、
自分自身で神に祈り、
神の愛の言葉に信頼していけるようにと、
お導きするような関わりでありたい。
教会はカウンセリングルームや傾聴ボランティアではなく、
神と人とが出会う現場なのだから。