宗教うんぬんのまえに

shuichifujii2014-06-21

 日本人は、特定の宗教を持ちたくない人が多いんだよね。

 そんな人でも、困った時は、神頼みするし、仏壇に手を合わせたりする。

 自分の限界や、自分がやがて死ぬことは、みんな当然わかっているし、

 だから、冠婚葬祭とか、初詣とかお盆には宗教にかかわる。

 でも、日々の生活の中には、宗教の居場所はないんですよね。

 むしろ、今の日本で宗教というと、自分の利益をもとめる、ご利益志向の「新興宗教」にハマっている人が多くて、

 そんなイメージもあって、「宗教」って、日本においては人々から距離を置かれているのだと思う。

 でも、それって私に言わせると、

「宗教」を信じている人や、「宗教団体」が、

自分のためとか、自分の団体のためにばかりに動いていて、

まわりの人や地域の社会において、

人と人とが愛しあう関係や、平和が広げられていくという、

本来「宗教」が果たすべき役割を、

ちゃんと果たせていない、ということなんじゃないかな。

いまどきのことばでいうなら、「いけてない」んだよね。

でもイエスさまは、実に「いけてる」お方なんですよ。

神さまと人を、人と人とを繋げてくださったし、

今も教会を通して、繋がりを広げている。

そこのところは、特定の宗教うんぬんのまえに、ぜひ気付いてほしいなぁ。