言葉って、一見無力に思える。
たしかに、今は右から左に流れていくだけの、軽くてどうでもいい言葉があふれているから。
でも、実は言葉には力があるのだ。いや、力ある言葉、というものがある。
もし「結婚してください」と誰かに宣言したら、その一言は、その後の人生を大きく変える力ある言葉となる。
人の言葉でさえそうなら、ましてや神の言葉として「あなたを愛している」「あなたを救った」「いつまでも共にいる」という福音の宣言の言葉を、受け入れた人の人生が、大きく変わっていくことは、ある意味当然。
ゆえに、聖書の福音は、説明や解説するのではなく、宣言されるべき言葉
礼拝の中で語っているのは、聖書の解説ではなく宣言。
「神さまの愛とは、こういう意味です」という解説ではなく「あなたは神に愛されています」と宣言する。そのとき、言葉は人を救う力を帯びるのだ。