3日ください

『若きいのちの日記「愛と死をみつめて」の記録』より 

病院の外に、健康な日を三日下さい。

一日目、わたしは故郷に飛んで帰りましょう。
そしておじいちゃんの肩をたたいて、
それから母と台所に立ちましょう。
おいしいサラダを作って、父にアツカンを一本つけて、
妹達と楽しい食卓を囲みましょう。

二日目、私は貴方の所へ飛んで行きたい。
あなたと遊びたいなんて言いません。
おへやをお掃除してあげて、
ワイシャツにアイロンをかけてあげて、
おいしいお料理を作ってあげたいの。
そのかわり、お別れの時、
やさしくキスしてネ

三日目、私は一人ぼっちで思い出と遊びます。
そして静かに一日が過ぎたら、
三日間の健康ありがとうと笑って
永遠の眠りにつくでしょう。


21歳で病のため亡くなった大島みち子さんの詩


今日も、ふつうに歩いたり、食べたり、ありふれた毎日を生きることが出来る。

それは奇跡
神さまの恵み