今年最後の礼拝

shuichifujii2011-12-25

 クリスマス礼拝、そして今年最後の礼拝。

主がくださったすべての出会いと恵みに感謝します。

週報巻頭言から

「星に導かれて」
 最初のクリスマスに、幼子イエスさまを拝みにやってきたのは、遠く東の国の占星術の学者であったと、聖書は告げています。この学者は以前の聖書の訳では「博士」と訳されます。幼子イエスさまに三つの捧げもの(黄金、乳香、没薬)を捧げたことから、「3人の博士」と伝統的には呼ばれてきました。

 神さまの御子が生まれたとき、神の民であるユダヤの人々は、そのことに気がきませんでした。かえって、神から遠いと言われていた、異邦人である3人の博士たちが、星に導かれて御子イエスさまを拝みに来たのです。
 「自分は知っていると思っている人は、知らなければならないことさえも知っていない」というパウロの言葉を思い出します。神さまは、神を求める人にあらわれてくださるのでしょう。 
 途中まで星に導かれた博士たちは、間違ってヘロデ王の王宮にいってしまいます。ユダヤの王が生まれたのだから、王宮だと思ったのでしょう。人間の知恵に従うと、肝心なところで間違ってしまいます。しかし、再び星に導かれた博士たちは、自分たちが思いもしなかったところに、御子イエスさまを発見することになります。
 実はわたしたちの目の前には、二つの道があるのです。一つは星に導かれる道、神の導きに従う道です。その道はイエスさまに至ります。しかしもう一つの道は、神の導きに従わない道であり、その行きつく先は、ヘロデ王に象徴される滅びであるのです。
 星に導かれてイエスさまを礼拝した博士たちは、神に導かれて別の道を帰り、守られています。 神の導きに従い、主を礼拝するものを、主は守られるのです。
新しい2012年の歩みが主の導きに従う歩みでありますように。