酒田のぞみの初めての伝道隊

shuichifujii2011-07-31

7月29日(金)〜31日(日)まで、美香と嗣音を連れて、青森県八戸市にある鮫バプテスト教会へ。小羊会キャンプに参加するためです。旅程は片道車で6時間ほどでした。

29日の朝出発し、3時ころ鮫についたので、子どもたちとすこし散策し、夕方、おいしいハンバーグをごちそうになり、こどもたちは大喜び。
その後、小羊会キャンプの最終打ち合わせと、会場セッティング。礼拝堂の椅子を、すべてわきに寄せていただきました。それは、小羊会キャンプで、こどもたちと大人たちが、一緒に遊ぶための、広いスペース作りのためです。


 小羊会キャンプは、教会の小学生が集う集会です。実は今回、その集会で「伝道」というテーマでこどもたちに話をしてほしいと、当初、そのような依頼を受けていました。

 ただ、依頼してくださった鮫教会の林先生に、集まってくる子どもたちのことを伺ってみると、この小羊会キャンプに集ってくる子どもたちは、いつも教会に来る子どもたちもいるけれども、多くは、たまに教会に来る子たちだと伺い、それなら、その子たちに「伝道」というテーマでお話をするよりも、その子たちが、この時をきっかけにして、「もっと教会に行きたいな」「教会って楽しい、嬉しいな」と感じてくれる集会をしましょう。友達を誘って教会に来るようになる、集会をしましょう、と本当に僭越ながら、酒田の教会で毎月やっている「こどもおたのしみ会」のプログラムをもとに、企画を一から作らさせていただいたのでした。

 林先生をはじめ、鮫教会の皆さまには、そんなわたしのわがままを、よく忍耐して聞いてくださり、準備してくださり、本当に感謝しています。

 大人も子供も一緒に遊ぶゲームから始め、賛美、またゲーム、そしてゲームの中で、人の命の価値について考え、美香の証、そして、みんなの心が開かれていく流れの中で、ゲストの韓国の青年チームのスキットによる「あなたの心のバスにはだれが乗っていますか」というメッセージ。そして最後に林先生が、ヨハネ3章16節から、イエスさまを心に迎え入れましょうと、メッセージを語ってくださいました。


 今までの小羊会のやり方は、最初に礼拝をして、それからなにか子どもたちが活動をする、というパターンが多かったと思います。それはそれで素晴らしいのですが、ともすると、最初の礼拝が、その集会の「自明の前提」となってしまい、その礼拝のあとに行なわれるなにかの「活動」が、その集会の「目的」になるというパターンになりがちです。礼拝とはクリスチャンの集う集会において、「前提」ではなく「目的」なのですから、礼拝を目指して、最後に聖書のメッセージと応答をもって終わる流れとしました。この「礼拝」の場に招くことが、「伝道」ですから。


 ちょっと実験的要素もありましたし、今までとは全く違う企画に、鮫教会の皆さまは、準備の段階において、きっと戸惑われたことと思います。その点、一緒にゲームの司会をさせていただいたSさんには、良き理解者となっていただき、大変助けられました。そして誠実に準備してくださり、当日は結果的によい集会となったことを、本当に感謝しています。


 さて、その日の夜は、八戸教会にお招きにあずかり、食事を共にした後、酒田の報告と証、賛美をいたしました。昼間の小羊会キャンプでもさせていただいた美香の証と、美香と嗣音が練習してきた、「君は愛されるため生まれた」という賛美の手話を、皆さんと分かち合い。温かなひと時でした。


 今回は、美香と嗣音にとって、奉仕と証をさせていただくよい機会となったことは、嬉しいことでした。

 翌日の日曜日は、朝5時半に八戸の港でやっている朝市を美香と見学。鮫教会の朝の教会学校主日礼拝に出席。説教の奉仕と昼食後には酒田の報告会をして、皆さんとお別れ。

 帰り道「八食センター」という有名なお土産屋さんによりお土産を買いこんで、酒田には夜9時に帰りつきました。

 今回の旅はある意味、美香と嗣音と一緒に、酒田のぞみ教会の伝道隊として奉仕させていただいた初めての伝道旅行、という気もしています。

 素晴らしい機会を与えてくださった、諸教会、そしてすべてを与えてくださった、主に感謝します。