ストレス対処

shuichifujii2011-03-22

 今日は、教会のこども英語教室。こどもさんを連れてこられたおかあさんが、少し痩せた様子に見えた。帰り際には少し涙ぐまれている。この震災の不安からのストレスがたまっておられるのかもしれない。

 昨日は、教会に関わってくださっているTRさん、Iさん、Mさんなど、何人かの方を訪問。どなたも表情から不安と疲れを感じる。

 酒田は震災の直接の被害はないが、そうであるからと言って、何も変わらない日常を生きられるわけではない。こどもの英語教室にお子さんを連れてこられたお母さんは、「なにも手につかなくて」と不安と疲れを訴えておられた。

 余目のOさんからメール。以前から精神的に不安定であったけれども、なるべく薬は飲まないようにしていたのに、このところどうにもならなくて、薬をのまれたというメール。

 健康な人でもまいっているのですから、当然ですよ。ご自分を責めないでくださいねと返事。

 私自身も、日常を取り戻せない心の焦りと、疲れをすこし覚える日々。

 でも、「明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である」というイエスさまにゆだねて、自分ではどうにもならないことを、あまり考えないようにする。笑うこと。コミュニケーションをとること。食べること。寝ること。生活のリズムを大切に。

 これは長期戦であることを心にとめながら。

「APA(米心理学協会)の提案する災害時ストレス対処法」


1.ニュースを見続けない:際限なく災害のニュースを見続けることはストレスをより悪化させかねません。もし大切な方々が被害にあっていて情報を得たいと思っていても、途中で休憩を挟み心身の負担を減らしてください
2.出来ることをやっていく:仕事や学校に行ったり食事を作るなど、普段どおりの生活をおこなっていくこと。そうした日常生活をやり続けることは、地震について常に考え続けることを中断するのに役立ちます。

3.健康的な行動をする:バランスの取れた食事を取り、普段のエクササイズをし、しっかりとした休養をとること。身体の健康を強化することは、精神的健康維持にも役立ち、こうした問題に対処する際の能力を高めます。

4.事実を正しく捉えておく:地震で困難と損失を被るとしても、人生における良いことに意識を向け続けることを忘れないでください。困難に屈せず、先にある様々な困難に立ち向かえる自身の能力を信じてください。

5.(可能ならば)有効的に援助する方法を見つける:多くの機関が様々な方法で被害者への援助を提供しています。それらに貢献したりボランティアをすることは、あなたが何か前向きな行動をとる助けとなります。

*これらの方法をとることで多くの人々は現在の問題を乗り越えられるかもしれませんが、人によっては強いストレス反応が出るかもかもしれません。日常生活に支障をきたす場合は専門家の助けを得て、前向きでいられるようにしてください