剣をさやに納めなさい

 今のイスラエルを見ていると、新約聖書の時代に、ローマ帝国に武力で立ち向かおうとしたイスラエルの姿とオーバーラップする気がします。

 そのなかで「敵を愛せよ」と説き、本当にそのように生きてくださったイエスさまを、十字架につけていった当時の人々。愛の力を信じられず、人間の軍事力の力を信じたイスラエルは、やがてAD70にその軍事力によって徹底的にローマに崩壊させられていった。あの歴史を思い起こす必要を思うのです。


「そこで、イエスは言われた。「剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる。」(マタイによる福音書26章52節)