一緒に響く

 今日は一日雨。昨日から外に出しっぱなしだったトラクトが見事に濡れました。もう今までなんども雨に濡らしたので、慣れっこですけど。


 今日は市吹の練習。同じトロンボーンを吹いている人たちとは、少しずつ仲間意識が出てきた気がします。


 トロンボーンという楽器は、もともとは、教会音楽と密接な関係がありました。ハーモニーが美しい楽器なので、讃美歌の伴奏として使用されたようです。教会音楽以外でも神や超自然的なものを象徴する楽器として、たとえば、モーツァルトのレクイエムでトロンボーンが、最後の審判を告げる楽器として印象的なソロを与えられていたり、モーツァルトはオペラ《ドン・ジョヴァンニ》でも、ドン・ジョヴァンニが放蕩三昧を悔い改めずに地獄に堕ちる場面で、人智を越えた超自然的な力を象徴するためにトロンボーンが使用されているそうです。


 さて、トロンボーン4本で賛美歌のハーモニーを演奏すると、非常に美しい響きがします。

 6月の演奏会で一部、ソロを吹くようにと言われていたのですが、今のわたしにはまだ無理なので、他の方に代わって頂きました。

 1人で頑張らなくても、一緒に心あわせるとき美しく響く楽器。それがトロンボーン


 まるで教会のようです。