交流会

shuichifujii2006-12-02

 酒田暁星教会のYさんに誘われて、酒田市で行っているファミリーサポートセンター(会員制度による子どもの育児に関する相互援助活動)が年に数度行っている会員同士の「交流会」に行ってきました。(わたしたちは会員ではないのですけれども、会員候補者ということで・・)


 地元の打楽器奏者の演奏とこども達へのクイズ、クリスマスのプレゼントという素朴なプログラムですが、約40組くらいの親子が集っていたでしょうか。意外と多くの人々が集ってきたのには少々驚きました。


 ファミリーサポートとは、保育園等の開始前や帰宅後、小学校の放課後、また軽度の病気や休日出勤、残業などのときに、登録会員の協力によって、お子さんを預かるシステムです。おそらく、近くに親や親戚など、子どもを預けることができる人がいない、孤立化しやすい環境にいる方々が会員になっておられるのではないかと思います。かく言う私たちもそうですし、Yさんご家族もそうです。Yさんは、先日、自分がもし教会にいってなかったら大変だったと思うといっておられました。私たちも同感です。人間は、互いに支え合う共同体が必要なのです。



 核家族化によって血縁の共同体も弱くなり、都会ではすでに地域共同体も崩壊していますけれども、ここ酒田も、かなりに地域共同体の弱体化が進んでいます。なにしろ、めったに人が歩いていません。ほとんど移動は車。郊外の大規模店舗のおかげで、地元商店街はさびれ、昔のように、近くの八百屋のおばさんや魚屋のおじさんと仲良くなったりする機会もありません。人と道ばたで顔を会わせることさえまれです。この状態は、都会より悪いかも知れません。おまけに、冬の寒さが厳しくなれば、人は外にも出なくなるでしょう。そうなれば、潜在的に、孤独感を感じている人や、必要な助けを得られずに困っている人が存在しているはずですが、しかし、そういうことごとを分かち合える場もないわけです。


 今日の交流会は、音楽を聴いたり、クイズをするだけの一方通行だったので、どこかで互いに知り合うプログラムがあったら参加したいと思います。