第二の宗教改革

コロナ危機によって教会の礼拝にリモートが導入され始めたことは、
ある意味において、「第二の宗教改革」だと私は考えています。
約500年前の宗教改革も、聖書の原点に戻ることで、礼拝を「教会的エリート」から、すべての民衆に解放する、礼拝改革運動だったように、
リモートによる礼拝は、毎週、ある限られた場所と時間に集まれる「信仰生活のエリート」の閉じられた礼拝から、
特に、そこからはじかれてた人々(病や日曜日の労働、教会の人間関係、その他さまざまな事情)に向けて、
礼拝を解放する、「礼拝改革運動」と捉えることもできるからです。
ただ、最初の宗教改革のときもそうだったように、
エリート意識のある人ほど、そのような改革に抵抗する点も、同じです。