視点を上に

 兄妹けんかって、なぜ起こるのかといえば

 こどもは、視点が自分の目の前にしかないので、

 自分がやられたこと、損をしたことだけしか見えないから起こるわけです。

 でも、親はこどもよりも上の視点からみるので、

 兄妹のどちらにも、良いところも、良くなかったところがあることが見えるでしょう。

 そこに和解と共に生きる道が開かれていくわけです。

 さて、大人と大人のけんかとか、夫婦けんかとか、国と国のけんかもまた、

 こどもの視点しかもてなくなり、自分の正義だけしかみえなくなってしまった者たちの間で、引き起こされるものです。

 そういうときこそ、物事をみる視点を、ぐっとうえに上げることができますように。

 お互いに、良いところも、良くなかったところもあることが見える位置まで。

 それが、親に必要な視点であり、

 組織や国のリーダーに必要な視点。

 願うべきは、

 すべての人を愛し存在させた

 天の親の視点まで引き上げていただき、

 互いに愛のまなざしで見るものとさせていただきますように。