「平和のつくりかた」(2016年5月15日週報巻頭言)

バプテスト連盟「平和宣言推進プロジェクト」が最近発行した、「平和のつくりかた」というブックレットに、このような文章がありました。紹介いたします。
「・・・対話は、自分の思っていることを相手に伝え、また相手の思いや考えを聞くことです。そうした対話を通して、お互いを知り合うことができるだけでなく、お互いに変わり、お互いに新たにされることが起こされていきます。・・・一方でわたしたちは「言わなくても、わかってくれるに違いない」とか「どうしてあの人は、自分のことをわかってくれないのだろう」と思って、自分の思いを表していないのではないでしょうか。・・・暴力や戦争は、対話をやめ、相手を知ることをやめ、自らがかわることを恐れた結果です。間違った情報や偏ったイメージで相手にのみ変化を求めて、その結果、相手を敵と見なすようになってしまうのです。・・・対話の中で、わたしたちはお互いに変えられ、お互いに新たにされます。その対極にあるものが、命令です。命令は一方から一方に伝達され、片方にだけ変化を求めます。そして暴力や戦争は、まさにこうした命令の中で起きるのです。・・・わたしたちは、対話の中でこそ生み出されていく交わりを喜びましょう。そこで起こされる変化こそ、わたしたちが共に生きる証しであり、それができることが平和なのです。」
今日は神と人、人と人とをつなぐ交わりの霊。聖霊が降った記念の日。ペンテコステです。