「聞く耳」

よいアドバイザーをもつことは大切なこと
配偶者や上司、メンターと呼ばれる人、様々。
ビジネスをしているなら、顧客が一番のアドバイザー

しかし、アドバイザーを持つことよりもっと大切なことは、「誰が言うことにでも耳を傾ける」こと。たとえ相手が子どもでも。むしろ子どもだからこそ。

でも、プライドが高くなると、自分より若い人の意見を聞かなくなるもの。そうなったとき、その人の成長はとまる。

賢い人ほど、若い人の意見を聞くし、素直に「どう思いますか」と聞いてくれる人には、だれでも率直な意見を言いやすい。

しかし高慢になると、人の意見を聞かなくなるばかりか、だれにも意見を言わせない雰囲気をかもしだすようになる。

人が失敗したり、友人を失ったりするのは、なにか難しい問題にぶち当たったからではなく、実は、子どもでさえ気がついている「当たり前のこと」に気がつけないほど、聞く耳をうしなっていることが多い。

あの「裸の王様」は、「あ、王様裸だ」と、いってくれた子どものおかげで、ある意味救われたのだった。



聞く耳のあるものは、聞きなさい」(イエス・キリストの言葉)