黄金、乳香、没薬

shuichifujii2007-12-09

今日の礼拝はユキティさん、おばあさま、ママさん、Tさんとともに。
おばあさまは、普段日曜日には、大事な用がおありなのに、おいでくださり感謝とともに恐縮いたしました。一期一会ということで、記念写真。
 どうぞまたおいでくださいね。


 今日の聖書の箇所は、生まれたばかりのイエス様のところに東の国からやってきた学者たちが拝みにやってきて、黄金、乳香、没薬を捧げた記事から。


 黄金は、イエス様は王様です、というメッセージ。人は、「自分が王様」だと思うから、自分の思い通りにならない人生に愚痴がでる。王様には、王様にふさわしい方になっていただいて、導いていただくのが幸せな人生。


 乳香は、昔ユダヤで礼拝のときに使ったお香。イエス様は、清い神と人の間をとりもつお方。「わたしは道であり、真理であり、命である。だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。」とキリストは言われます。


 没薬は当時、痛み止めや死体の処理に使われたもの。死と結び付けられるもの。誕生の贈り物の中に没薬。イエスの誕生の中にすでに死の準備ということ。イエスさまは、「わたしが王様だ、神など知らない」と生きている私たちの罪をゆるして、そこから解放してくださるために、どうしても、人となって十字架につかなければならなかった。そのために、この世に生まれてくださった。犠牲の愛。神の愛。それがクリスマス。


 年末の忙しいこの時期。またいろいろなことに思い悩み、心騒ぎ疲れ果てるとき、東からやってきた学者たちが、イエスを礼拝することのみに集中したように、時に、神の愛を思うことに心を向けて、心の静けさと安らぎをいただきたいものですね。